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自営業の方の老後資金の準備

先日、自営業の方から老後資金の準備について相談がありましたので、

 

今回は、iDeCoと国民年金基金、小規模企業共済、新NISAの活用について

 

みていきたいと思います。

 

 

自営業者の場合、国民年金の上乗せ制度として国民年金基金とiDeCoがあります。

 

併用も可能ですが、併用した場合の掛金は、合計で68,000円が上限となります。

 

 

国民年金基金、iDeCoともにメリットデメリットがあります。

 

 

国民年金基金のメリットは、ベースが終身年金なので長生きリスクに備えられます。

 

加入時に将来の年金額が確定するため、安心感があります。

 

掛金は全額社会保険料控除の対象で、配偶者の社会保険料を払った場合にも

 

所得控除が受けられます。

 

ただ、将来インフレが起きた場合は、資産価値が下がるリスクはあります。

 

 

iDeCoは、運用次第では元本を上回ることができます。

 

ただ、年金受取の場合は、5年以上20年以下の有期となり、また運用商品を

 

自分で選択する必要がございます。

 

 

自分で運用されたい方はiDeCoを利用されるといいかと思います。

 

配偶者の方に国民年金基金に加入してもらい、リスクを分散され、

 

掛け金を経営者の社会保険料控除につかうなども考えられるかと思います。

 

 

自営業者の方は、経営者の退職金制度である「小規模企業共済」への加入も

 

検討されるといいと思います。

 

掛け金は月々1,000円~70,000円まで自由に設定ができ、

 

掛け金は全額、小規模企業共済控除の対象になります。

 

掛け金の範囲内で貸付制度の利用もできます。

 

ただ、20年未満で任意解約した場合には元本割れのリスクもあります。

 

 

自営業者の場合、iDeCoの掛け金拠出は現状では60歳になるまでなので、新NISAの積立運用や

 

小規模企業共済は仕事を続けている間は続けられるといいかと思います。

 

自営業者の方の資産状況に応じて、運用方法も変わってきます。

 

預貯金と運用のバランスも考えながら、老後資金をつくっていくことが必要になります。

 

 

ご相談等ございましたらお気軽にご連絡いただければと思います。

 

 

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