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現金主義と発生主義の違いメリット、デメリット

確定申告の帳簿や簿記の話で

 

「現金主義」や「発生主義」という言葉を耳にすることがあると思います。

 

帳簿づけの基本は発生主義と言われますが、

 

今回は現金主義と発生主義の違いやメリット、デメリットについてお話したいと思います。

 

 

現金主義とは

 

収益と費用を実際のお金の出入りで認識する考え方のことです。

 

〇現金主義のメリット

 

・収益と費用が現金と連動しているため、確実性が高く記帳が容易である

 

・シンプルで分かりやすい

 

 

〇現金主義のデメリット

 

・掛取引が扱えず、長期的に管理される資産に関して耐用年数に応じた減価償却ができない

 

・経営状況の把握といった観点からは心もとない

 

 

現金主義はシンプルで分かりやすい記帳方法ですが、

 

青色申告の65万円控除は受けられず、最大10万円となってしまう点も注意が必要です。

 

 

発生主義とは

 

現金の収入支出と関係なく発生の事実が確定した時点で

 

収益と費用を認識する考え方のことです。

 

〇発生主義のメリット

 

・現金のやり取りのない掛取引の記帳や資産の減価償却の計上ができる

 

・財政状況を正確に把握できる

 

 

 

〇発生主義のデメリット

 

・収益認識は現金収入を伴うものではないため確実性に欠ける

 

・帳簿上の数字と実際のお金の動きにズレが生じる

 

 

 

発生主義では「利益が出てるから大丈夫」だと思っていたら

 

資金繰りにつまって金策に走らなくてはならない状況が起こる可能性があります。

 

資金繰りに困らないようにするためにも「現金主義」と「発生主義」のズレを念頭に置いて

 

お金の流れを把握することが大切です。

 

 
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